T o 記 D o 記 見た映画、読んだ本、旅をして、ときどき感じたこと To記Do記 :最新 2004年1月- 2003年7月- 2002年12月- 2002年4月- 2002年1月- 2001年10月- 2001年7月- 2001-09-27 本「けむり」 2001-09-21 映画「ウォーターボーイズ」 2001-09-09 「啄木の息」1周年 2001-08-28 映画「千と千尋の神隠し」 2001-08-17 旅行「ベルギー」 2001-08-05 映画「ショコラ」 2001-07-18 本「心の灯台」 2001-07-15 映画「A.I.」 2001-07-09 管理者あいさつ 2001-09-27 ツルゲーネフの「けむり」を読みました。 ●啄木が「けむり」に共感したと思われること ・【「ああ、この貧乏、貧乏暮らし、まっ暗やみ!どうしたらこの貧乏から抜け出せるのかしら!どうしたら、この暗やみから、出られるの!」】 (貧乏暮らしと結婚については、同感だったでしょう。) ・【てんでにフランス語をあやつってはいたけれど・・いやむしろ、フランス語を使っていたからこそ、リトヴィーノフは立ちどころに、彼らをロシア人と見て取った。】 (啄木が訛についてどう考えていたか知りませんが、職場などでも笑われた経験があるように思いました。同郷の人と訛ったまま話せる時は、うれしかったと思います。) ●「己が名をほのかに呼びて 涙せし 十四の春にかへる術なし」 (この歌の十四は、歌を作っている現在から見て、10年前に当たるのではないでしょうか。 ●【「男の人は、ただ愛だけで生きてはいけなくて、自分が事業から遠のいたのはいったい誰のせいだと、やがては当たり散らすようになるのじゃないか」】 (イリーナは現実感のない男を捨てましたが、このことは、啄木にとってはきつい部分だったと思います。) ●【リトヴィーノフが戻った故郷には、領地があり家がある。タチヤーナのところへ向かう旅の中で、先生や友にあう。しかも今も待ってくれて赦してくれる タチヤーナがいる。】 (この最後の光景は、啄木にとっては、パラダイスを見たような気がしたかもしれません。もしかしたら、リトヴィーノフの父親が苦しんで死んでしまったことまでも) 「けむり」ツルゲーネフ(ロシア文学全集23 日本ブック・クラブ 神西清訳) 2001-09-21 映画「ウォーターボーイズ」を見ました。 「ダイヤモンドヘッド」に始まって、「カルメン」「オンリー・ユー」「伊勢佐木町ブルース」。ベンチャーズもPUFFYもあんなにいい曲でしたっけ。特にラストを飾る「学園天国」は、もう耳について離れません。文化祭でのシンクロナイズドスイミングのショーへ向けて、怒濤のように引っ張られていきました。高校生達の家族は出てこないのですが、街の人々を描くだけで十分家庭が分かる気がします。 初めから、“終わりの分かる話”といってしまえばそれまで。正統派の努力を真面目に描いているのだけれど、ポイントポイントに登場する柄本明や、杉本哲太などがキュッと引き締めてくれています。よく映画のエンディングになると席を立つ人がいます。わたしもほとんど、そうです。ところが、これは一人も席を立たないで最後の「埼玉県立川越高校水泳部」まで見てしまいました。 枠にはめられて自由のない集団行動はイヤ。でも、シンクロナイズする・同調する快さ、隣とピタッと一致する感激もあってイイ・・と思いました。 「ウォーターボーイズ」 監督 矢口史靖 2001-09-09 「啄木の息」1周年です!! このページをアップロードしてジャスト1年になりました。記念すべき日です。「作ってみようかな」と突然思いついてから、4日目にしてアップの(わたしとしては)ハヤワザでした。分からないことだらけでしたが、決してつまらない作業ではありませんでした。ひとつひとつ新しいページを思いつく喜び、啄木ゆかりの地を訪れるときめき。 啄木関連の行事で出あった方々、そしてここにアクセスしてくださったり、たまにはメールも送ってくださる方々、お陰様で1周年です。ありがとうございます。 なんといっても一番得をしたのは自分です。これは365日間のわたしの実感です。明日からも、ゆっくり楽しみながら続けます。 2001-08-28 映画「千と千尋の神隠し」を見ました。 トンネルの向こうに違う世界がある。不思議な温泉街に、次々と登場するユニークなキャラクター。
父母がなぜ豚になったか。これは考えるとおもしろい。 「千と千尋の神隠し」 監督 宮崎駿 2001-08-17 ベルギーに行きました。
現地ガイドさんの話(ベルギーに14年在住の日本人)
2001-08-05 映画「ショコラ」を見ました。 全編に漂うチョコレートの匂い。時代は50年くらい昔のことなのに、いじめも差別も浮気もそして、ドメスティックバイオレンスも今と変わりません。 ジョニー・デップがちょっと拗ねたジプシーをやっていますが、そこがまた魅力。 教会でのミサや、説教の場面は(失礼ですが)とても笑えます。わたしも、たまに教会に行ったとき、懺悔する小さな部屋を見ることがあります。懺悔は反省でもあり癒しでもあり、もちろんカウンセリングの場でもあるのでしょう。‘話してそして救われる’というシステムは、友達同士のおしゃべりに少し似ています。一方的に聞くだけという立場の牧師さんのほうはどんな気持ちなのかなといつも考えます。 北風の誘いで、一所に根付かずに渡り歩く母子。 「ショコラ」 監督 ラッセ・ハルストレム 2001-07-18 「心の灯台」〈成瀬博士の歯車物語〉を読みました。 【成瀬政男さんが中学校(現・高校)当時、政男さんの祖母・片山かのさんが、石川啄木夫人の節子さんと娘の京子さんに離れを貸しました。そして、中学生の成瀬さんは、身重だった未亡人や京子ちゃんの世話をしました】 なによりも驚いたのは、千葉県立安房中学まで、毎日32kmを徒歩で片道4時間、往復8時間かけて通学したこと。朝4時過ぎに家を出て、帰りはもちろん真っ暗。その道道で勉強したこと。 彼は後に東北大学に学び、ドイツ、イギリス、アメリカでも研究し、母校の東北大で教授となります。(この全く理系の頭で、祖母の家の様子や、やんちゃだった京子ちゃんを描写している文章は、成瀬政男『歯車と私』「石川啄木の遺族につながる思い出」の中にあり、必見です) 歯車の研究理論がトヨタ自動車国産1号車に応用されたりなど、立派な方なのですが、生きていく力のようなものは祖母や母親の影響を受けたなと、感じました。 「心の灯台」〈成瀬博士の歯車物語〉文・林太郎 え・丹下敬二 東銀座出版社 952円 2001-07-15 映画「A.I.」を見ました。 スタンリー・キューブリックが、長い間、暖めていた題材ということで、期待もしていました。 限りなく高性能になってしまったロボットと、ヒトの違いは何だろう。ヒト型をしていると、ロボットの痛みや悲しみや愛を,人間に置き換えて切実に考えてしまう。 ハーレイ・ジョエル・オスメント君の、メカとヒトの中間にあるような存在は、かなりのもの。 「A.I.」 監督 スティーブン・スピルバーグ 2001-07-09 管理者あいさつ はじめまして。 高知へ旅行したとき、偶然「啄木の父一禎終焉の地」を見つけました。土地の人に聞いて回ったり、寺田寅彦記念館で調べたりしました。帰宅してから、高知の観光ガイドの人と連絡を取り、たくさんの資料を送ってもらいました。 この“調べていく過程”がとても面白かったのです。そこで、啄木に興味のある方たちにぜひ知らせたくなりました。 【他の趣味】 泳ぐこと 旅行
少しずつ書き足していきますので、よろしかったらまた遊びに来てください。 ページ管理者-yuko |
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