啄木行事レポート 啄木学級 文の京(ふみのみやこ)講座
2009年7月1日 文京シビックホール
○ 始業前 ふるさとの山に向ひて 「シビックセンター25階展望ラウンジより」 本日の会場である文京区シビックセンター25階展望 ○ 1時間目 講演「ふるさとの山に向ひて」 講師 新井 満 氏 「シビックセンター」 上の半円に飛び出ているところが展望ラウンジ ●「一握の砂」石川啄木 作詞・新井満 作曲 東海の小島の磯の白砂に 「啄木が住んでいた『喜之床跡』」 会場から東へ500mの距離にある 「店の外側に張ってある写真」 「喜之床跡」の理容店は今も営業中。啄木はこの二階に住み ○ 2時間目 対談 「啄木の手紙あれこれ」 新井 満 氏 山本玲子学芸員(石川啄木記念館) 山本/ 啄木は手紙を書くことが好きで長いものもある。 その子が24日目に亡くなる。その知らせは黒枠をつけている。 新井/ 今見ると、鉛筆の字は(薄くて)ほとんど見えない。 山本/ 啄木の曾孫が、「真一」という名をつけている。 新井/ 私は全て原稿は4Bの鉛筆で書く。手紙も鉛筆が多い。間違えたときすぐ消せる。鉛筆が5cmくらいになると補助軸に入れて使い、それも使えなくなると捨てないで、鉛筆塚を庭に作りそこに入れている。 山本/ 啄木は原稿用紙を松屋で買っている。 新井/ 私は「新井満専用紙」を作ってもらった。まだ、100年分くらいある。 新井/ なぜ、今日この会を文京区で開催したか。昔、啄木は文京に住んでいた。弓町「喜之床」の二階に住み、銀座へ通勤していた。その理容店は「アライ」と言うんですか。私と同じ字? 先祖かな。 啄木の歌で作ったCDの売り上げの中から印税の一部を啄木記念館に差し上げることになっている。また、4Bの鉛筆で書いた生原稿も差し上げる。 「ふるさとの山に向ひて」という啄木の言葉は素晴らしい。これを特許庁に申請し許可がおりた。岩手県にふさわしい日本酒にこの言葉をつけて販売をしている。東京では歌舞伎座前の「いわて銀河プラザ」で扱っているので、ぜひ今日のお帰りに! 今の歌は、啄木が歌ったと思ってください。 |