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  My Favorite Songs  ・・啄木の 忘れられない歌・気になる歌・好きな歌・・

 啄木の歌で「つい浮かんでくる歌」「忘れられない歌」「気になる歌」「共感する歌」「好きな歌」「ちょっと文句をつけたい歌」「自分を見ているみたいな歌」……、などなどを教えてください。

 みなさまのお便りをこのページに載せさせていただきます。

  1 啄木の歌(うろ覚えでも…)

  2 歌への想いをひとこと添えて

  3 お名前(もちろんハンドルネームでも…)

My Favorite Songs


 東海の小島の磯の白砂に
 われ泣きぬれて
 蟹とたはむる

 私は昭和17年4月群馬県の師範学校に入学し寮生活に入りました。

 私の部屋は1部の1年生〜3年生まで各2名、4年生5年生各1名、2部1年2年おのおの1名で、10人でした。土曜日の午後や日曜日に寮内の拡声器でレコードの音楽を流してくれました。当時戦時下であり、国民歌謡や軍歌等が主でしたが今でも心に残る啄木の「東海の小島の磯の白砂に吾泣き濡れて蟹とたわむる 蟹とたわむる」。

 時々同じ詩に曲の違うの聞くことがありますがあの頃聞いたのが聞きたいです。

 夏休みに入り帰省したら、海軍から採用通知が来ていて8月30日郷里をたち海軍に入りました。 

<Hisao>


 その膝に枕しつつも
 我がこころ
 思ひしはみな我のことなり

 生活の苦しさから、つい女遊びに走ってしまう啄木。自分の利己的な心を嫌いながらも、生涯自分を大切にした啄木。そんな彼の弱さや悩み、そしてそれを正面から見つめて歌にする強さ。そうしたものが、ありありと見える歌です。

 一生懸命に生きた、一人の人間としての啄木が、とても身近に思えます。

<peace tea>


 ふるさとの山に向ひて
 言ふことなし
 ふるさとの山はありがたきかな

 わたしの育った町には山はなく、家族もみんな、今はそれぞれ別の場所で暮らしています。

 今この歌を読むと、わたしにとっての"山"は、わたしを育ててくれた両親のような気がします。とても特別で、心からほっとする父と母を思い出させてくれる歌。大きく深呼吸をして、空を見上げたくなるような、そんな歌です。

< Haru>


 東海の小島の磯の白砂に
 われ泣きぬれて
 蟹とたはむる

 この歌を聴くと思い出すのは、私の彼のことです。

 彼が一人旅に行ったとき、海岸で小さな蟹を見つけました。手で触るのは怖いから、ボールペンでつついて交流したといいました。啄木はどうやって蟹とたわむれたのでしょうか。まさかペン越しではないよね? 私の彼はペン越しの交流で大満足だったらしいです。

<栗鼠>


 不来方のお城の草に寝ころびて
 空に吸はれし
 十五の心

 少し気になる人がいて、どこにいるか目だけで探しながら、不来方城の草に寝ころんだ・・・。

 この歌のなかに、修学旅行のときのわたしがいる。

<yu>

 

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