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啄木行事レポート

第25回「啄木資料展」

   2002年4月12日(金)〜4月18日(木)岩手県立図書館

 資料展の初日に伺いました。小雨降る寒い日でしたが、次々に訪れる人がいました。

 そこここに「お手にとってご覧ください」の表示があるのがうれしく、一つひとつゆっくりと見ました。そして、こんなにもたくさんの啄木関係の書籍類があることに驚きました。

 収録範囲は2000年3月1日〜2002年2月28日までの2年間に、岩手県立図書館で受け入れた資料です。
 啄木作品-7 啄木に関する図書-26 啄木に関する図書(一部掲載)-20 啄木に関する雑誌-17 啄木に関する雑誌(一部掲載)-57 その他・CD-ROM・ビデオソフト参考資料を合わせると、200点ほどです。

 中原淳一の絵による「啄木かるた」新装版(図書刊行会)が展示されていました。啄木の歌に合わせ、憂いを含んだ大きな瞳の少女の絵が50枚。妹の歌には妹のように、正月の歌は正月のように、涙を歌った歌は涙のように。
 洋服姿が十枚ちょっと、たくさんの着物の柄も楽しめます。昭和14年1月号、雑誌「少女の友」の付録としてたいへんな人気を得たものだそうです。昔どおり横書き文字は右から左へ、旧仮名遣いのままです。

 

 資料展はもうあと幾日もありませんが、特にお近くの方にはぜひお勧めします。

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