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【イベント・他】 *日付順(最終日)

○ 2006年 ○ 2005年 ○ 2004年 ○ 2003年 ○ 2002年 



【出版物】

「石川啄木と小樽」 平出 洸 2006年4月 雑誌『Pen・友』

「石川啄木研究と一般読者」 池田 功 2006年9月号 雑誌「詩と思想」(土曜美術社)

「思想性の特質解明」若林 敦<池田功・著『石川啄木 国際性への視座』の紹介> 新潟日報 2006年8月6日

「終章 石川啄木」 井上信興・著 渓水社

雑誌「新潮45」2006年7月号「世の中を舐め切れなかった石川啄木」日垣 隆 新潮社

「この顔 誰?」「顔」の雑学事典 東京書籍

図録「生誕百二十年記念 石川啄木」 函館市文学館

『石川啄木 国際性への視座』 「心の病の文化史」池田 功・著 おうふう

『啄木』〜よみがえる20世紀を代表する歌人の生涯〜 荒波 力・著

「石川啄木生誕百二十年記念」号 2006年4月号 雑誌『新日本歌人』

「石川啄木の友人 京助、雨情、郁雨」西脇巽著 同時代社

「新編啄木歌集 」石川 啄木著 久保田正文編 ワイド版岩波文庫

「啄木キネマ」 写真集出版 清流出版 

日本近代短歌史の構築−晶子・啄木・八一・茂吉・佐美雄− 八木書店

「あたらしい啄木」1月号より連載開始・三枝昴之氏 雑誌『歌壇』


【出版物】


「石川啄木と小樽」 平出 洸

『Pen・友』第35号 2006年4月1日発行(日立グループOB同人誌)寄稿

 史跡・伝承の地を訪ねて No.30
「石川啄木と小樽」 平出 洸

小樽に合計で三カ月と三週間しか住まなかった啄木ではあったがこれが非常に重要な時期であった事を再認識した。そのあたりを啄木の日記などを中心に纏めてみる。

 1 啄木の最初の小樽訪問
 2 二度目の小樽訪問
 3 三度目の小樽訪問
 4 小樽日報でのトラブルと退社
 5 結び-小樽の啄木歌碑を訪ねて

    (* 本号で廃刊とのことです)


「石川啄木研究と一般読者」 池田 功

雑誌「詩と思想」(土曜美術社)2006年9月号
 特集<現代詩の現在> エッセイ
「石川啄木研究と一般読者」 池田 功
 1 啄木詩の世界と現在の研究
 2 教科書に採用された作品とは
 3 国際啄木学会と各地の啄木会
 4 外国における啄木研究と受容
 5 新聞記事や一般読者の啄木イメージ

啄木の貧しさや病や借金などが必要以上に強調されてしまったかもしれない。
しかし、現代にも通じる青年らしい正義感や国際性や時代感覚を備えた啄木を、今後はもっと強調してゆかねばならないであろう。


「思想性の特質解明」若林 敦

 新潟日報 2006年8月6日 <にいがたの一冊>
「思想性の特質解明」若林 敦
  池田功・著『石川啄木 国際性への視座』(おうふう)の紹介

啄木の歌「地図の上朝鮮国にくろぐろと墨をぬりつゝ秋風を聴く」この歌は<亡国>を悼む歌であると著者は言う。
<亡国>への関心は、裏返せば、啄木のナショナリズムの強さを物語る。だが、著者はそこに、「日本賛美」とは異質の、他国の民衆との連帯に開かれたナショナリズムのあり方を見いだしている。
「むらさきの袖垂れて/空を見上げゐる支那人ありき/公園の午後」の歌には故国に思いを寄せる中国人への温かいまなざしが感じられると著者は言う。


「終章 石川啄木」 井上信興・著 渓水社

 生涯を通じて啄木を支えた人物に焦点をあて論述する。直筆ノートに関する筆跡の疑惑、啄木碑、郁雨との関係について。歌と生活を追い続けてきた著者渾身の最終書。

■目次

 「はしがき」にかえて 「論考解説」

  啄木を支えた人々
  啄木と大森浜と砂丘
  「東海の歌」に関する疑問の三論
  啄木の筆跡について
  古木巌宛の葉書の真偽
  文学碑雑感
  「晩節問題」と「覚書」について
  梅川操と釧路新聞
  西脇巽著「石川啄木東海歌の謎」
  西脇巽著「啄木と郁雨・友情は不滅」
  生活者としての啄木

 あとがき

「終章 石川啄木」 井上信興 渓水社
 四六判・214頁・1800円・2006年6月26日発行


雑誌「新潮45」  2006年7月号

「世の中を舐め切れなかった石川啄木」 日垣 隆

   ーー借金依頼状という名の原稿で食いつないだ文士の最晩年、極貧のどん底ーー

・借金 石川啄木は借金と前借りの名手
・速筆 明治時代にあって、最も速く書いた人であることは強調されるべき
・中流 ・家計簿 ・存在意義
・公開請求 「啄木晩年の金銭出納簿」の現物を見てみたいと…函館市中央図書館に問い合わせ

雑誌「新潮45」 2006年7月号 新潮社 760円


「この顔 誰?」「顔」の雑学事典

          東京雑学研究会【編】

 表紙には、バッハと啄木が並んでいる。
 啄木は明るい若草色の和服姿。「はたらけど はたらけど・・・」と詠いながら、ちょっと困った表情で冷や汗(?)をふたつ垂らしている。

 教科書、新聞、音楽室、どこかで何となく見覚えのある182人の「顔」を、お札、総理大臣、武将、思想家、世界史、革命家、文学者、音楽家、美女、美男などのジャンルに分けて掲載し、次ページに人物解説がしてある。 

 啄木は「うたをうたう顔」のジャンルにはいっている。

 「この顔誰?」「顔」の雑学事典 東京雑学研究会【編】 東京書籍
 2006-06-10出版  販売価 1470円(税込) 


未知の啄木像に迫る

図録「生誕百二十年記念 石川啄木」出版

  函館市文学館が図録、歌人ら6人が評論

 道内にゆかりのある歌人、石川啄木(1886-1912)の生誕120周年を記念し、函館市文学館は図録「生誕百二十年記念 石川啄木」を出版した。啄木の足跡を約三十点の資料写真で振り返るとともに、道内の文学関係者が独自の視点で分析した評論を寄せ、学術的な色彩の濃い内容に仕上げている。

 図録では、函館に滞在した一九○七年(明治四十年)に文芸誌の同人らとともに写した写真や、その後札幌、小樽を経て旧釧路新聞社(のちに北海道新聞に統合)に勤めた際に書いた新聞記事などを基に、波乱に満ちた啄木の人生をたどっている。

 六人の文学関係者が文章を寄せた。札幌在住の歌人で評論家の田中綾さんは、関東大震災直後に大逆罪に問われ、獄中で自殺したアナキストの金子文子(1903-1926)に着目。金子が獄中で啄木の作品集を求める手紙を知人に出したことに触れ、金子の残した文章に見られる啄木の作品との共通性について考察している。

 このほかの評論も、啄木とほぼ同時代を生きた小説家、有島武郎(1878-1923)との比較や啄木の草稿と全集の比較など、独自の切り口が特徴だ。

 *図録はA4判、五十二ページ。千円。二千部発行。同文学館のみで販売し、実費で郵送も受け付ける。

 問い合わせ 函館市文学館(電)0138・22・9014

(2006-05-02The Hokkaido Shimbun Press)

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*図録を一冊申し込む場合(一度、文学館に電話して予約をしてからのほうがよいと思います)

 ・定額小為替1000円分 + 送料290円分の切手を同封
 ・住所・氏名・TELを明記して函館市文学館に送る。

   《定額小為替について》
    郵便局で求める。別途手数料が1000円まで一枚10円、以降1000円ごとにプラス10円。

 〒040-0053 函館市末広町町 22-5
   TEL 0138-22-9014
   FAX 0138-22-9065


 『石川啄木  国際性への視座』

   池田 功・著 (おうふう)

 「国際詩人」としての啄木の貌をさぐる

啄木における、朝鮮・中国などの東洋、そしてドイツ・アメリカ・ロシアなどの西欧への認識、またそれらの地での翻訳や研究状況などの調査、さらに尹東柱、Heinrich Heine、トルストイとの比較などを通して、啄木を「国際詩人」として位置づける試み。

 <序章 尹東柱・石川啄木・Heinrich Heine> 

 <第一章 東洋への視座> 

  ・石川啄木における朝鮮・中国

   啄木における朝鮮/喩としての亡国/尹東柱と石川啄木/韓国における啄木の受容

   啄木の中国認識/啄木と中国古典文学/中国語圏における啄木の翻訳状況と博士論文

 <第二章 西欧への視座>

  ・啄木の国家認識

   アメリカとロシアへの接近と相違/石川啄木のドイツ認識/啄木とトルストイ/

   啄木とハイネ/明治期におけるキリスト教徒の貌/西欧における啄木の受容/

   ヴォルフガング・シャモニ著『Ishikawa Takuboku Trauriges Spielzeug』(Insel, 1994)

『石川啄木ー国際性への視座』
  池田 功・著 (おうふう)6800円+税
  2006年4月13日発行(啄木生誕120年後、祥月命日)

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『こころの病の文化史』

   池田 功・著 (おうふう)

(全11章)

11 自然療法としての癒し

 1 『一握の砂』・「鳥影」 石川啄木

・『一握の砂』では、主人公が大海に接することにより癒されて人生の再起を誓うようになる。

・「鳥影」の吉野満太郎は、さかんに大都会の喧噪と自然に満ちた田舎とを比較しながら田舎のすばらしさ、田舎によって心が落ち着き癒されていることを訴えている。

『こころの病の文化史』
   池田 功・著 (おうふう)2000円+税
   2006年4月10日発行


『啄木』〜よみがえる20世紀を代表する歌人の生涯〜

   荒波 力・著(あらなみ ちから)

 <第一部 天才詩人・啄木の犯罪> (148ページ)

  細目・寺の子・渋民村/年少の旅立ち・盛岡/文学と恋愛と/青雲の志を抱いて・東京
    /天才詩人啄木の誕生・渋民村/詩集『あこがれ』・東京/凱旋将軍・盛岡
    /新たなる挑戦・渋民村 

 <第二部 啄木短歌誕生の真相> (154ページ)

  細目・脱皮・北海道漂泊/再び挑戦・東京。/歌集『一握の砂』/東京に抱かれて死す 

*著者・荒波力さん
『火だるま槐多』(1996年 春秋社)・『青嵐の関根正二』(1997年 春秋社)・『よみがえる万葉歌人 明石海人』(2000年 新潮社)などの本で話題となった作家

『啄木』〜よみがえる20世紀を代表する歌人の生涯〜
  A4判 定価 2冊組 2000円+送料340円

*申込み先

はがき
 〒428-0104 静岡県榛原郡川根町家山778−1 荒波 力 (著者宛て)
(「啄木」購入希望と書いて、住所・氏名・電話番号を記して下さい)

*お支払い方法
 本の到着後に同封の振込用紙にてお支払い頂くようになっております。

(自費出版のため書店には流通しません)


雑誌『新日本歌人』2006年4月号

  「石川啄木生誕百二十年記念」号    

  「石川啄木と宮沢賢治の戦争歌」望月善次
  「二十一世紀の啄木を読む」佐藤勝

   他....

申込先 新日本歌人協会
     電話&Fax 03-3219-6070
     〒101‐0064 東京都千代田区猿楽町1-4-8松村ビル 401 (新日本歌人協会宛)

定価  800円+送料240円


「石川啄木の友人 京助、雨情、郁雨」

内容
 中学時代から終焉まで啄木との交流のあった金田一京助。啄木没後も遺族の世話と啄木文芸の普及に努めた宮崎郁雨。そして小樽で知り合った野口雨情−。3人の友人の実像を照らすことにより、啄木像の陰影をさらに深く刻む。

 「石川啄木の友人 京助、雨情、郁雨」 西脇巽著 同時代社
 2006年02月 発行 1600円


「新編啄木歌集 」(ワイド版岩波文庫)

内容
 東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる−。貧困と孤独にあえぎながら、重くのしかかる現実を3行書きの短歌で歌った石川啄木。歌集「一握の砂」「悲しき玩具」に新聞・雑誌等に発表した歌を加え、その足跡を辿る。

 『新編啄木歌集』<ワイド版岩波文庫 266> 石川 啄木著 久保田正文編 岩波書店
 2006年02月 発行 1470円+税


「啄木キネマ」 ーー「歌」と「写真」のコラボレーションーー

「映画のイメージで紡ぐ、新しい啄木の物語」

 啄木の『一握の砂』から選んだ恋歌、旅歌に北国の風景を添えた写真集。

 白く凍りついたローカル電車に
「水蒸気列車の窓に花のごと凍てしを染むるあかつきの色」。

 冬の海へ出て行く艦船に
「たんたらたらたんたらたらと雨滴が痛むあたまにひびくかなしさ」。

『一握の砂』を映画にしたら、きっとこんなワンシーンも、と想像をかき立てる。啄木の歌に潜む豊かな映像イメージを再発見させる本だ。

(2006-02-26日本経済新聞)

 石川啄木 著 瀬尾明男 写真 「啄木キネマ」 清流出版
 2006年02月 発行   2,520円


「日本近代短歌史の構築」−晶子・啄木・八一・茂吉・佐美雄−

 ・従来の歌壇や結社、流派偏向の短歌史観では見えなかった、表現論的考察による新たな短歌史。

 ・すなわち、新しい表現論的視点による考察から啄木を分水嶺とする近代短歌の成立および現代短歌の起点を明確にした。

『日本近代短歌史の構築−晶子・啄木・八一・茂吉・佐美雄−』

 太田登著 八木書店
 初版発行:2006年4月
 
予価8,190円(本体7,800円+税5%)
 A5判 464頁


「あたらしい啄木」1月より連載開始 雑誌『歌壇』 本阿弥書店

 三枝昴之氏 『歌壇』に啄木論を執筆

■ 2006年1月号

 「上京」

*船上
 「函館の青柳町こそかなしけれ/友の恋歌/矢ぐるまの花」

*横浜
 「名知らぬ料理よりも、泡立つビールよりも、話の方がうまかった」小島烏水と会食

*新橋
 「アレアレと声を揚げて雀躍したい程、自分の心は此緑の色に驚かされた。予の目は見ゆる限りの緑を吸ひ、予の魂は却って此緑の色の中に吸ひとられた」汽車で、横浜から新橋へ

■ 2006年2月号

 「八日間」

*千駄ヶ谷
 「血に染めし歌をわが世のなごり にてさすらひここに野にさけぶ秋」 明治35年『明星』第3巻、第5号

*潮見坂
 「野に立てば霧いと重し息ぐるし見えざる手あり我が心圧す」明治41年『心の花』7月号

*本郷菊坂
 「京に入って初めて一人寝た。“自分の室”に寝た。安々と夢路に入る。」東京生活八日目の日記

三枝昂之 「新しい啄木」 『歌壇』 800円 本阿弥書店 月刊 2006年1月号より連載開始


【イベント・他】 *日付順(最終日)

過去のお知らせ ○ 2006年 ○ 2005年 ○ 2004年 ○ 2003年 ○ 2002年


項目<2006年>

【イベント・他】 *日付順(最終日)

講座「啄木と京助」門屋光昭氏 2006年9月16日  盛岡市先人記念館

「石川啄木直筆資料展 生誕120年記念」2006年4月29日(土)〜10月11日 函館市文学館

「ザ・啄木展」啄木生誕120年記念4館共同企画 2006年8月24日〜11月5日 盛岡市内啄木関連施設

講座「石川啄木と同時代、そして後代の歌人たち」2006年10月6日〜11月10日 明治大学

講座「啄木と京助」門屋光昭氏 2006年9月16日  盛岡市先人記念館

「石川啄木直筆資料展 生誕120年記念」2006年4月29日(土)〜10月11日 函館市文学館

「ザ・啄木展」啄木生誕120年記念4館共同企画 2006年8月24日〜11月5日 盛岡市内啄木関連施設

講座「石川啄木と同時代、そして後代の歌人たち」2006年10月6日〜11月10日 明治大学

2006年 国際啄木学会・東京大会 2006年9月9日〜10日 明治大学駿河台校舎

国際啄木学会 東京支部会 2006年8月26日 明治大学

特別企画展「石川啄木〜貧苦と挫折を超えて〜」2006年7月22日〜8月27日 札幌・道立文学館

「戦渦の中の手紙をみる―戦後60年が過ぎて・・・」2006年6月6日〜8月16日 盛岡てがみ館

第1回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2006)2006年8月18〜20日 盛岡市

「啄木の魅力をうたう」2006年7月7日 釧路市民文化会館

「盛岡デー・イン・東京」啄木学級東京講座も 2006年7月3〜9日 東京都北区、新宿区

「そうだ!岩手公園へ行こう」啄木の石碑の由来も 2006年5月26日〜7月2日 盛岡市先人記念館

啄木祭〜あんべ光俊・啄木を歌うコンサート〜2006年6月3日 盛岡市渋民文化会館

まごころを文字に託して〜礼を尽くし、心を尽くす感謝の手紙 2006年1月17日〜5月29日 盛岡てがみ館

「石川啄木生誕120年記念パネルディスカッション」2006年5月20日 函館市芸術ホール

第94回「啄木忌の集い」2006年5月13日 小樽市文学館

啄木歌碑建立及び除幕式 2006年5月7日 盛岡第一高等学校

講演会「石川啄木と金田一京助〜京助の“愛”に支えられた啄木〜」2006年4月20日 盛岡市 地域交流ひろば

国際啄木学会〈春のセミナー〉2006年4月22日 甲南大学

「第3回啄木忌前夜祭」2006年4月12日 盛岡市 おでってホール

「95回啄木忌法要」2006年4月13日 盛岡市玉山区渋民 宝徳寺

「啄木祭」 2006年4月15日 エデュカス東京

「啄木を語る会」2006年4月9日 さいたま文学館

東京ネジ公演「石川のことはよく知らない”2006年3月24日〜26日」 横浜市 山下公園レストハウス

国際啄木学会 第43回 東京支部会 2006年3月25日 明治大学駿河台校舎

「石川啄木の魅力をうたう」小川邦美子コンサート 2006年2月25日 浜離宮 朝日ホール

啄木書簡も「盛岡城下の広がりと大絵図」2006年1月12日〜2月26日 盛岡市中央公民館

「啄木・賢治にみる酒展」 2005年12月14日〜2006年2月26日 もりおか啄木・賢治青春館

啄木かるた大会 2006年2月18日 盛岡市玉山区渋民公民館

講演「忘れな草 啄木の女性たち」2006年2月10日 北海道 空知郡

国際啄木学会 盛岡支部月例研究会「100回」記念講演会 2006年1月28日 岩手大学

石川啄木・はこだて元町文学散歩 2006年1月28日 函館市

石川啄木生誕120周年プレ企画 2006年1月29日 ともしび新宿店

第34回企画展「小田島孤舟−岩手歌壇の父−」2005年11月3日〜2006年1月15日 盛岡市先人記念館

国際啄木学会 東京支部会 2006年1月14日 明治大学お茶の水校舎

「冨田小一郎とその教え子たち〜日本一幸福な先生〜」2005年9月6日〜2006年1月9日 盛岡てがみ館

NHKカルチャーアワー「宮沢賢治」啄木との関わりも-2005年9月〜2006年3月 NHKラジオ第2放送

『論座』日露戦争と文学者(13)石川啄木(上) 朝日新聞社

「盛岡 啄木・賢治『青春の記憶』探求地図」無料配布 文化地層研究会

「『一握の砂』の研究」 近藤典彦著 (株)おうふう

「論集 石川啄木 II 」国際啄木学会編 (株)おうふう


「啄木と京助」 盛岡市先人記念館講座

期日 2006年9月16日(土曜日)

講師 盛岡大学教授 門屋光昭氏

受付 9月2日(土曜日)から

*参加のお申し込みは(9月2日から)電話,ファクス,電子メールで受け付けます。希望の方は先人記念館までお申し込みください。

盛岡市教育委員会先人記念館
〒020-0866 盛岡市本宮字蛇屋敷2-2
電話:019-659-3338 ファクス:019-659-3387
E-Mail:senjinkinenkan@city.morioka.iwate.jp


生誕120年記念
「石川啄木直筆資料展 啄木人生日記」開催 函館市文学館

2006年4月29日(土)〜2006年10月11日(水)

 啄木は1907年、仕事を探して函館へ。義弟あての手紙で「おれは死ぬ時は函館へ行って死ぬ」と記すなど函館が気に入っていた。日記は啄木の死後、遺族が市立函館図書館に寄託し、保存されていた。

時間 9:00〜19:00

内容 石川啄木直筆資料
      甲辰詩程  明治四十三年四月より  
      ローマ字日記 ほか 全10册一挙公開

料金 一般 300円  学生 150円

   ◆企画コーナー
    「児童書のなかの石川啄木」展 

    期間  2006年4月29日〜2006年11月12日 

・函館市文学館

 函館ゆかりの作家たちの自筆資料や作品、遺愛の品々を通して郷土函館の魅力に触れることができます。とくに、人気の高い石川啄木の資料の観覧のために全国から訪れる人が絶えません。

 〒040-0053 函館市末広町町 22-5
  TEL 0138-22-9014
  FAX 0138-22-9065
  E-mail bungakukan@zaidan-hakodate.com
  http://www.zaidan-hakodate.com/bungakukan/bun.htm


「ザ・啄木展」  ---啄木生誕120年記念4館共同企画---

2006年8月24日(木)〜11月5日(日)

石川啄木が生まれて、今年で120年。明治・大正・昭和そして現代と、大きく変化する時代のなかで、啄木は人々につねに瑞々しい感動を与え続けました。

盛岡市内の啄木関連施設4館で開催する、各館それぞれのテーマにそった展示から、限りなく創造的な「啄木」の人間像と、支えとなった人たちの想いを感じとっていただければ幸いです。

**********************

「ザ・啄木展」基調講演会

2006年8月27日(日)13:30〜14:30

会場 石川啄木記念館

講師 門屋光昭氏(盛岡大学教授)

演題 「啄木と明治の盛岡」

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■4館共通券

 一般前売  700円(高校生以上対象)(当日 800円)

 子供券前売 200円(小中学生対象)(当日 300円)

 <JR東日本のみどりの窓口・びゅうプラザにて発売中>

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<啄木と明治の盛岡展> もりおか啄木・賢治青春館

啄木が過ごした「明治の盛岡」を再現。啄木が好んだハイカラな空間を体感できます。

ギャラリートーク 9月24日(日) 13:30〜14:30

         10月22日(日) 13:30〜14:30

開館時間 10:00-18:00
定休日  毎月第2火曜日
入場料  300円・高校生以上 (1階常設展示室は無料)

電話/FAX 019-604-8900
電子メール seishunkan@odette.or.jp
所在地 盛岡市中ノ橋通1-1-25

********************

<啄木をめぐる女性たち展> 石川啄木記念館

啄木の恋愛観、女性観を明らかにし、真の啄木の姿を紹介します。

ギャラリートーク 8月27日(日) 14:30〜15:30

         10月29日(日) 13:30〜14:30

石川啄木記念館

〒028-4132 岩手県盛岡市玉山区渋民字渋民9
TEL.(019)683-2315/FAX.(019)683-3119

開館時間 9:00〜17:00
定休日  無休
入場料  大人 450円  大学生・高校生 320円  中学生・小学生 200円 

*****************************

<啄木と京助展> 盛岡市先人記念館

啄木と京助、二人の絆を中心にゆかりの資料を展示、紹介します。

ギャラリートーク 9月3日(日) 13:30〜14:30

         10月8日(日) 13:30〜14:30

盛岡市先人記念館

〒020-0866 盛岡市本宮字蛇屋敷2-2
電話:019-659-3338 ファクス:019-659-3387
E-Mail:senjinkinenkan@city.morioka.iwate.jp

開館時間  9:00〜17:00
入館料個人 一般 300円,高校生 200円,小中学生 100円

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<啄木への眼差し展> 盛岡てがみ館

文豪たちの啄木によせる思いとは? 肉筆資料を中心に描きだします。

ギャラリートーク 10月1日(日) 13:30〜14:30

         10月15日(日) 13:30〜14:30

盛岡てがみ館

  〒020-0871 盛岡市中ノ橋通1-1-10
  TEL 019-604-3302
  E-mail tegamikan@odette.or.jp
  盛岡市プラザおでって 6F

開館時間 9:00〜18:00
定休日 毎月第2火曜日
入場料 一般 200円  高校生 100円  


講座「石川啄木と同時代、そして後代の歌人たち」 明治大学

日 時:2006年10月6日〜11月10日(金)

      17:00〜18:30(11月10日のみ17:15〜18:45)

講座趣旨

 石川啄木は、今年生誕120年を迎えました。26年の短い生涯を終えてから90年以上を経ても、なおその魅力は尽きません。今回はその啄木の生涯や短歌、国際性、また、啄木の友人であった若山牧水、啄木が属していた新詩社『明星』の与謝野晶子、そして啄木の死後、啄木の影響を指摘できる斎藤茂吉、前川佐美雄などの文学者を通して、啄木の文学の魅力と共に、啄木と関係する同時代、そして後代の文学者についても考えてみたいと思います。
講義概要・講師紹介

1 2006/10/06

 石川啄木 国際性への視座
石川啄木と韓国の詩人尹東柱・ドイツ語の詩人ハイネとの生涯や作品の比較やトルストイの受容の様子、また西欧、東洋における啄木の具体的な受容、そして啄木における国際性への視座を解説します。

 池田 功 明治大学政治経済学部教授 国際啄木学会副会長
  著書に『石川啄木 国際性への視座』(おうふう)など

2  2006/10/13

 若山牧水 大正の抒情のかたち
酒をこよなく愛し、生涯の大半を旅に過ごした歌人。西行、芭蕉をしのび、桜を愛し、水源を紀行した歌人。牧水の自然観、生命観の上にも時代の影は落ちています。多くの人に愛されてきた牧水の魅力を語ります。

 上田 博 立命館大学名誉教授、前国際啄木学会会長
  『石川啄木歌集全歌鑑賞』(おうふう)など

3   2006/10/20

 『一握の砂』の読み方
石川啄木『一握の砂』の魅力は汲めど尽きぬものがあります。魅力の源泉の一つは原典『一握の砂』(東雲堂 明治43年)そのものの中にありました。そこに張りめぐらされたコードを読み解きます。

 近藤 典彦 元群馬大学教授、国際啄木学会会長
  『一握の砂』研究』(おうふう)など

4   2006/10/27

 晶子から啄木へ 啄木から晶子へ
『みだれ髪』によって啄木を触発し、歌人として誕生させた晶子。その後の新詩社での啄木の軌跡をたどりながら晶子のなかの啄木の存在について探ります。

 今野 寿美 歌人、朝日カルチャーセンター講師
  歌集『世紀末の桃』(現代短歌女流賞受賞))など

5  2006/11/10

 現代に生きる啄木
啄木は昭和短歌のモダニズムの源流であり、また今日の文学の主要なテーマである<自分探し>の先駆的な存在でもあります。そのようなことを具体的な短歌を紹介しながらお話ししたいと思います

 三枝 昂之 歌人、テレビ「NHK短歌」選者
  歌集には『甲州百目』(寺山修司賞受賞)など

受講料 5回 15,000円

申込み・問い合わせ

 明治大学リバティ・アカデミー事務局
      TEL 03-3296-4423
      FAX 03-3296-4541 
      academy@mics.meiji.ac.jp


2006年 国際啄木学会・東京大会

日時 2006年9月9日(土)〜10日(日)

会場 明治大学 駿河台校舎 リバティタワー1階・1011番教室
        JRお茶の水駅徒歩5分 地下鉄神保町徒歩5分

★大会テーマ「歌人 啄木」

9月9日(土)

<開会式> 10:00〜10:10
 挨拶 近藤典彦(国際啄木学会会長)
    大室精一(大会実行委員長)

<研究発表> 10:10〜12:00
 ・「葬列」に見るまなざしの相克 細谷朋代(明治大学大学院生)
 ・塚本邦雄から見た石川啄木   文屋亮(歌人)
 ・『一握の砂』における<秋>  加茂奈保子(立命館大学研修生) 

  司会 河野有時(都立産業技術高専助教授)

<総会>12:00〜12:30

<昼食> 12:30〜13:30

<連続講演> 13:30〜16:00
 「歌人 石川啄木」

 ・高 淑玲(台湾景文技術学院副教授)
 ・今野寿美(歌人)
 ・木股知史(甲南大学教授)
 ・三枝昂之(歌人)

  司会 望月善次(岩手大学教授)

<講演> 16:20〜17:30
  演題「意識人・啄木」
   草壁焔太(五行歌の会主宰・講談社現代新書『石川啄木』等の著者)

<開会式>
 挨拶 池田 功(国際啄木学会副会長)

<懇親会> 18:00〜20:00

 場所 アカデミーコモン1階・カフェパンセ
    (明治大学アカデミーコモンにあるカフェ・レストラン)

 会費 5000円 (学生3000円)

 

9月10日(日)

<文学散歩>10:00〜12:30

(1)本郷コース 10:00ーー「東大赤門」集合

 ・三四郎池・桜木の宿・喜之床跡・文京ふるさと歴史館・赤心館跡・蓋平館別荘跡・一葉旧居跡など。

(2)浅草・吉原コース 10:00ーー「浅草雷門」集合

 ・等光寺・吉原界隈など

ーーーーーーーーーー 

○会場へのアクセス
 ・明治大学駿河台校舎
  〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1(TEL 03-3296-4545)
  
http://www.meiji.ac.jp/

 ・駿河台校舎アクセス地図
  
http://www.meiji.ac.jp/campus/suruga.html

○国際啄木学会事務局
  〒168-8555東京都杉並区永福1-9-1
 明治大学和泉校舎 池田 功研究室  電話 03(5300)1300

○ 大会実行委員会
 〒327-0821 栃木県佐野市高萩町973
 佐野短期大学 大室精一研究室  電話 0283-21-1200(代表)
  FAX 0283-21-2020

**一般の方の参加を歓迎します(参加費無料)**


国際啄木学会 東京支部会 第44回

期日 2006年8月26日(土)14:00〜

会場 明治大学・駿河台研究棟 4F 第一会議室

会議   14:00〜

研究発表 14:30〜
  1 『悲しき玩具』五首の鑑賞(3・181・102・121・117番歌) -飯嶋紀美子
 2 「飛行機」論   -柳沢有一郎
 3 明石海人 自宅療養時代-日記の謎と真実-  -岡野久代

懇親会  17:30〜 

 *一般の方 歓迎


特別企画展
「石川啄木〜貧苦と挫折を超えて〜」 札幌・道立文学館

 浪漫派天才少年詩人として出発し、短歌の世界に大きな足跡を残した石川啄木(1886〜1912)。貧苦の中で時代の閉塞状況に抗いながらも、自己の思想と文学を追求し続けた姿は、現代もなお多くの人々に影響を与えています。北海道漂泊をはさむ短い生を燃焼したその軌跡から、石川啄木の魅力の源泉を探ります。

会期  2006年7月22日(土)〜8月27日(日)(休館日 月曜)

    開館時間  9:30〜17:00(入館は16:30まで)

場所  札幌・道立文学館 (札幌市中央区中島公園1-4)

観覧料  一般600円 高大生350円 小中生250円

****** 

・文芸講演会「啄木の歌をどうよむか」

講 師 中村稔氏(詩人・弁護士・日本近代文学館理事長)
日 時 2006年 7月22日(土) 14:00〜15:30
会 場 当館講堂
定 員 80名  <聴講無料>
申込方法 往復葉書(1枚1名様)でお申し込みください。

〒064−0931札幌市中央区中島公園1−4 北海道立文学館文芸講演会係
・お名前、ご住所、電話番号を明記してください。
・定員を上回った場合は抽選となります。締め切り後、結果をお知らせします。
・7月7日(金)締め切り。当日消印有効です。
・1枚で複数名の応募はできません。

問い合わせ 

 札幌・道立文学館 (札幌市中央区中島公園1-4)

 電話  011-511-7655


第21回企画展
「戦渦の中の手紙をみる―戦後60年が過ぎて・・・」 -盛岡てがみ館-                                  

期間 2006年6月6日(火)〜8月16日(水)

○企画展「戦渦の中の手紙をみる―戦後60年が過ぎて・・・」

 明治37年(1904年)から昭和50年(1975年)の手紙類24点と絵はがき、写真などの参考資料82点の合わせて106点。空襲のつめあとが生々しい現在の盛岡市肴町の終戦日の写真や当時の雑誌なども展示。 

○常設テーマ展「啄木をめぐる人々-part21-」
 歌人・石川啄木をめぐって織り成されたさまざまな人間関係を、縁のある人々の手紙から浮き彫りにします。
 (常設テーマ展展示資料は、企画展ごとにすべて一新して紹介)

○常時公開資料
 金田一京助、石川啄木、宮沢賢治ほかの書簡、高村光太郎の原稿「岩手山の肩」を展示しています。

お問い合わせ
 盛岡てがみ館
  〒020-0871 盛岡市中ノ橋通1-1-10
  TEL 019-604-3302
  E-mail tegamikan@odette.or.jp
 盛岡市プラザおでって 6F(入場は17:30まで)
  第2火曜日 休館
  入館料 一般200円 高校生100円 

  ・中学生以下及び盛岡市内に住所を有する65歳以上の方は無料


第1回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2006)

 近代短歌に新しい世界を切り開いた青春の歌人石川啄木を顕彰するととともに,石川啄木にふさわしく若い世代の短歌づくりを振興するため,石川啄木が生まれ育った岩手県盛岡市において,全国の高校生を対象とした短歌大会を開催します。

1 開催時期及び会場

 ・2006年8月18日(金)16時開会式 

 ・2006年8月19日(土)予選リーグ 
  午前中に、選手のみなさんには短歌の取材(岩手公園,啄木新婚の家ほか)をしていただきます。午後から競技となります。

 ・2006年8月20日(日)決勝トーナメント&個人戦,閉会式 

2 一次予選・競技方法

 ・チームの構成 高校生3人1チーム(1校で何チーム参加しても可)
 ・提出短歌 選手一人につき未発表の3行書きの自作短歌3首,チーム合計9首を提出してください。
 一次予選は,題詠を行わず,テーマは自由です。(全て選手の自作とし,選手以外の方の補作・添削は不可とします)
 ・一次予選参加締め切り 予選参加チームは,2006年6月30日(消印有効)までに参加申し込み票に短歌9首を添えて大会事務局まで提出してください。

3 全国大会出場チームの発表

 全国大会出場チームは,2006年7月10日までに主催者から発表します。

4 全国大会・競技方法

・チームの構成
 高校生選手3人と引率1人でチームを編成します。
・短歌の作成 競技選考の対象となる短歌は,大会期間中に大会運営委員会から指定された時間内に選手自らがつくるものとし,形式は,石川啄木が歌集「一握の砂」「悲しき玩具」で用いた3行書きとし,指定された題詠に基づくテーマで作成することとします。

○競技方法 
・ 予選リーグ 2チーム〜4チームの1ブロックの総当りで,ブロック1位が決勝トーナメントに進みます。

・ 決勝トーナメント 予選リーグ通過チームによるトーナメント大会とします。
・ 個人戦 個人戦は,参加校から3人,文書予選において特に参加を認められた選手(10人以内)で行います。
・ 勝敗の決定 勝敗の決し方等については別に運営委員会で定め,全国大会出場校及び個人選のみの参加者に通知します。
・ オープン参加 スタッフ高校生及び観客高校生も参加できることとし,別枠で優秀作品を表彰します。選考方法については別に定めます。

詳しいことは
  http://www2.city.morioka.iwate.jp/index.html

お問い合わせ先

 盛岡市商工観光部観光課ブランド推進室内
  全国高校生短歌大会事務局
   〒020-8530 盛岡市内丸12-2
   電話:019-651-4111(内線3724,3725)
   ファクス:019-604-1717
   E-Mail:morioka-brand@city.morioka.iwate.jp


「啄木の魅力をうたう」 釧路市民文化会館

    ソプラノで楽しむ啄木の世界

期日 2006年7月7日(金) 18:30〜

場所 釧路市民文化会館

 明治41年(1908年)1月21日の午後9時30分、真冬の釧路駅に降り立った詩人石川啄木の来釧100周年記念プレ企画コンサート「啄木の魅力をうたう」(同実行委員会主催、北畠立朴委員長)が、釧路市民文化会館小ホールで開かれる。

 啄木の短歌を曲にして歌うソプラノ歌手の小川邦美子さんが、詠み上げるとは違った啄木の世界を表現する。

前売券   一般2000円(当日券2500円)、中高生1000円(当日券も同じ)。

取り扱い  釧路市民文化会館、市生涯学習センター、コーチャンフォー釧路店、ジスイズなど。

問い合わせ 港文館(0154-42-5584)

(2006-06-18釧路新聞 ON THE WEB SITE)


「盛岡デー・イン・東京」

(1)メイン会場(2006年7月3〜5日)
 
 新宿駅西口広場イベントコーナー

 ・メイドイン盛岡展 盛岡特産品の紹介と販売
 ・観光キャンペーン 観光パネル展、さんさ踊り
 ・啄木賢治展 生誕祭事業パネル展
  ほか

(2)その他会場

 ●「盛岡市・北区・岩手大学」提携フォーラム
 7月3日(月)13:30〜 北区北トピア(東京都北区王子1-11-1)

 ●盛岡の芸能と音楽の夕べ
 7月3日(月)18:30〜 新宿明治安田生命ホール(東京都新宿区西新宿1-9-1)
  一部 盛岡の芸能と音楽の夕べ
  二部 盛岡出身の音楽家たちによるコンサート
  前売り 2000円  当日 2500円

 ●啄木学級東京講座(詳細追加2006-06-15)

 7月4日(火)13:00〜16:00
 
会場 新宿明治安田生命ホール(東京都新宿区西新宿1-9-1)
 ゲスト講師 新井満氏
   「文学と音楽の遭遇〜実験・もし啄木にメロディーをつけたならどんな歌になるのだろう〜」

 対談「啄木の手紙に封印された真実と嘘を解読する」
    新井満氏と石川啄木記念館山本玲子学芸員

 入場 無料(啄木生誕120周年、盛岡市玉山村合併記念につき無料)

 申込み方法 往復はがきに郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入(往復はがき1通につき1名)

 申込先  岩手県盛岡市玉山区観光協会
      〒028-4195 岩手県盛岡市玉山区渋民字泉田77-1
      Tel 019-651-4111  Fax 019-683-1130
 締め切り日 2006年6月22日(定員300名になり次第締め切り)

 受付後 返信用はがきにて入学許可書を送付

 アクセス(HP新宿明治安田生命ホール・来場案内より)

 ・JR新宿駅西口(地下改札)を抜け、西口地下道を直進すると西口地下ロータリー・噴水に出ます。
 ・噴水を右手に見て、時計廻りに地下ロータリーを進むと、新宿駅西口広場イベントコーナーが見えます。
 ・このエリアを抜けると、明治安田生命新宿ビルB2F入口が見えます。
 ・B2F入口から、階段を上がりB1Fへ。
 ・…新宿明治安田生命ホールの正面に到着です。
 ・(地上からのルートは、新宿駅西口に出ると、真正面です)

 ●盛岡リージョナル劇場東京公演(詳細追加2006-06-02)

 会場 シアターイワト(新宿区岩戸町7)電話 03-5225-3635
     会場への
アクセス

○畑中美耶子一人芝居「SETSU−KO〜啄木ローマ字日記より〜」 おきあんご/作

 7月6日(木)18:30〜 開場は開演30分前 上演時間 約1時間
 入場料金 (全席自由席/定員120名) 前売/2000円  当日/2500円
 出演 畑中美耶子

○盛岡リージョナル劇場東京公演
「泣き虫なまいき石川啄木」 井上ひさし/作

 7月8日(土)13:30 開演(昼公演)
        18:30 開演(夜公演)

 7月9日(日)13:30 開演(昼公演)
     *3公演とも開場は開演30分前 上演時間 約3時間

    入場料金 (全席自由席/定員120名) 前売/2500円  当日/2800円
    出演 盛岡の演劇人(大森健一・島川加代 ほか)

*問い合わせ連絡先

 主催 盛岡市・盛岡デー実行委員会
 盛岡観光コンベンション協会 電話 019-604-3300(プラザおでって)
 チケットぴあ「畑中美耶子一人芝居SETSU−KO」(Pコード369-888 6月6日発売)
       「泣き虫なまいき石川啄木」(Pコード369-890 6月6日発売)


「そうだ!岩手公園へ行こう〜もうすぐ開園100周年」
               盛岡市先人記念館ミニ企画展

 今年は岩手公園が明治39年9月15日に開園して100周年にあたります。南部のお殿様の居城として,また花見の名所として,今でも多くの盛岡市民に親しまれている岩手公園ですが,先人たちの石碑や銅像があることは意外と知られていません。

 先人記念館では,もうすぐ開園100周年を迎えるこの機会に,盛岡藩時代の資料や開園当時の写真を展示し,築城から現在に至るまでの岩手公園の歴史を紹介します。また,現在も公園にたたずむ新渡戸稲造や石川啄木の石碑の由来についても紹介します。

期間  2006年5月26日(金)〜 2006年7月2日(日)

時間   09:00〜17:00
       (入館は16:30まで)

  開催期間中の休館日 5月29日,30日,6月5日,12日,19日,26日,27日。

場所  盛岡市先人記念館(盛岡市本宮字蛇屋敷2番地2)

費用  一般300円,高校生200円,小・中学生100円

問合せ先   先人記念館(電話 019-659-3338)


「啄木祭」〜あんべ光俊・啄木を歌うコンサート〜

 あんべ光俊さんが,啄木短歌「十五の心」「新しき心」など代表的な作品を優しいメロディーとともにお贈りします。啄木のふるさと渋民の地で,啄木が詠った情景をお楽しみください。

日 時  2006年6月3日(土)13:30〜(開場13:00)

場 所  盛岡市渋民文化会館(姫神ホール)(盛岡市玉山区渋民字鶴塚55)

入場料 (全席自由) 前売2800円 当日3000円(高校生以下は無料・要整理券)

ゲスト あんべ光俊,コールすずらん(女性コーラス),ビッグサウンズ(楽団),渋民小学校児童鼓笛隊

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関連イベント 石川啄木記念館で野だてを行います。こちらもお楽しみください。
 野だて日時 10:00〜13:00
    場所 石川啄木記念館中庭/費用:無料(ただし入館料がかかります。) 

*問合せ先  啄木祭実行委員会
      (事務局:石川啄木記念館)(電話 019-683-2315)


企画展「まごころを文字に託して〜礼を尽くし、心を尽くす感謝の手紙」 --盛岡てがみ館      

期間 2006年1月17日(火曜日)〜5月29日(月曜日)

企画展

*与謝野寛(鉄幹)・晶子夫妻が1930年、東京啄木会へ送った石川啄木没後18年の追悼会への欠席を謝る内容の手紙には、夫妻による3句の歌が記されている。寛は「啄木を忘れぬなかに我もあり 十八年の今日の後まで」と書いた。八木橋哲男館長は「人と人との付き合いを大事にする、そして啄木を惜しむ気持ちが表れている」と解説。

 昔から、人はそれぞれの思いを文字に託して表してきました。表記の方法は時代とともに変わりつつありますが、そこに込められた思いには不変のものがあります。

・萱原宏一はがき(昭和42年5月24日付) このはがきは、作家で「講談社の名編集長」としても知られる萱原(かやはら)宏一(こういち)が、「小岩井のバター」を送ってもらったことに対しての礼状です。

●常設テーマ展「啄木をめぐる人々-part20-」
  歌人・石川啄木をめぐって織り成されたさまざまな人間関係を、関係者等の手紙を
  通して浮き彫りにします。

●常設公開資料 石川啄木、若山牧水、宮沢賢治ほかの書簡を展示しています

お問い合わせ
 盛岡てがみ館
  〒020-0871 盛岡市中ノ橋通1-1-10
  TEL 019-604-3302
  E-mail tegamikan@odette.or.jp
 盛岡市プラザおでって 6F(入場は17:30まで)
  第2火曜日 休館
  入館料 一般200円 高校生100円 


石川啄木講座
「石川啄木生誕120年記念パネルディスカッション」
               函館市芸術ホール

日 時 2006年5月20日(土)14:00〜
入場料 500円
チケット取扱所

    函館市芸術ホール
    函館市民会館
    函館市文学館

 昨年に続き、啄木講座として「石川啄木生誕120年記念パネルディスカッション」を函館文学館の主管で行います。

函館市文学館
 〒040-0053 函館市末広町町 22-5
  TEL 0138-22-9014
  FAX 0138-22-9065
  E-mail bungakukan@zaidan-hakodate.com
  http://www.zaidan-hakodate.com/bungakukan/bun.htm

函館市芸術ホール

 〒040-0001 函館市五稜郭町37-8
 TEL 0138-55-3521
  FAX 0138-55-3586
  E-mail geijyutu@zaidan-hakodate.com
  http://www.zaidan-hakodate.com/geijyutu/gei.htm 


小樽啄木忌

 第94回「啄木忌の集い」(追加情報2006-05-06)

日時 2006年5月13日(土)14:00〜
会場 小樽市文学館 
講演 新谷保人氏(おたる新報編集長)
  「小樽のかたみ」のおもしろさ

1.「小樽のかたみ」とは?
 @小樽日報社 A三面主任 B明治四十年十二月十二日
 C「小樽日報と予」
2.小樽日報と釧路新聞
 @函館日日新聞〜北門新報 A小樽日報 B釧路新聞
 C東京朝日新聞
3.「小樽のかたみ」のおもしろさ
 @十月十五日・初号発刊 A「手宮駅員の自殺未遂」
 B「昨日の初雪」 C「出没自在の美人」
 D「天下一品怪美人の艶書」 E「雪の夜」

 配付資料:「小樽日報」「小樽新聞」明治40年10月24日号・三面コピー 

(講演終了後16:00頃)
朗詠 小樽駅啄木歌碑前(徒歩10分)
    日本詩吟学院岳風会小樽支部
     山田猿岳師範他
参加費 500円
主催 小樽啄木会
後援 小樽市教育委員会 小樽文学舎
問い合わせ
 水口(〒047-0155)小樽市望洋台2-32-14 水口忠 TEL:0134-52-2775

小樽市文学館
 住所 北海道小樽市色内1-9-5
 TEL 0134-32-2388
 交通 JR小樽駅→徒歩7分


啄木歌碑建立及び除幕式 盛岡第一高等学校

     盛岡の中学校の
     露台の
     欄干に最一度我を倚らしめ

歌碑の材料は、歌碑の碑面がインド産の赤御影、下の基壇は通称姫神石(姫神山で取れるゴマ石)と、啄木に相応しい石でできています。

「一握の砂」の初版本の活字を生かし石に刻まれます。また、森一氏による英訳も刻まれます。

除幕日 2006年5月7日

時 間 10:30 受付   11:00 開始

場 所 盛岡第一高等学校正門付近

講 演 11:45〜13:00 遊座昭吾先生

場 所 盛岡第一高等学校 階段教室

*雨天決行

 白堊同窓会有志      
代表 谷藤 文明    

 この度、岩手県立盛岡第一高等学校内に啄木歌碑が建立される運びとなりました。

 啄木の母校である盛岡第一高等学校には今迄啄木の歌碑はなく、同窓有志から碑を望む声が次第に強くなり、この度実現を迎えることとなりました。啄木生誕120年、また、玉山村と盛岡市の合併された今年、母校に歌碑を建立できることは、実現に努力した白堊同窓会有志一同、喜びとするところです。

 当日は、啄木研究家、遊座昭吾先生の「盛岡の中学校の/バルコンの……」と題した講演が校舎階段教室にて開かれます。啄木に興味のある方、近所の方、そして啄木の後輩諸君の除幕式への参加を大いに歓迎致します。


 第16回文化サロン講演会

「石川啄木と金田一京助〜京助の“愛”に支えられた啄木〜」

     ゲストスピーカー 森 義真氏 近代文学研究家

京助の側から見た、啄木との初めての出会い、盛岡中時代、本郷での下宿時代、啄木の臨終、そして没後までのさまざまなエピソードを紹介。

日時 2006年4月20日(木)13:30〜15:30  (受付 13:00より)

場所 地域交流ひろば

    所在地 岩手県盛岡市上田1−6−49 (株)熊谷印刷 2階
    TEL  019−653−4151

参加費 500円

*ゲストスピーカーの紹介

 森 義真 氏は1953年 盛岡市生まれ。盛岡一高を経て一橋大学社会学部を卒業。
 大阪の精密機械メーカーに17年間勤務した後、1993年に帰郷し岩手県産株式会社に入社し現在に至っています。
 その間、関西啄木懇談会に入会して以来、石川啄木についての愛好と研究を深め、1994年に国際啄木学会に入会、現在評議員として活躍されています。
 啄木関係の著書としては『盛岡中学校時代の石川啄木』、分担執筆に『啄木からの手紙』、『石川啄木事典』、『論集 石川啄木』などがあります。
 今回の文化サロンでは、盛岡高等小学校でのふたりの初めての出会いから盛岡中学時代、本郷での下宿時代、啄木の臨終、啄木没後の顕彰に至るまでのさまざまなエピソードを紹介していただきながら、京助の側から見た啄木像を語っていただきます。

       問合せ:NPOいわてシニアネット   TEL019-604-6280
           熊谷印刷出版部       TEL019-653-4151


**一般の方 歓迎 ** 

2006年度 国際啄木学会・春のセミナー

期日 2006年4月22日(土)

会場 甲南大学

    〒658-8501 兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1 
    甲南大学ウェブページ
 http://www.konan-u.ac.jp/index.htm

   (JR神戸線摂津本山駅下車徒歩10分)

日程

<4月21日(金)>
◎理事会   17:00〜19:00 甲南大学10号館(教室は当日玄関に張り出します)

<4月22日(土)>

◎評議員会  11:00〜12:00 *昼食付(10号館 1階演習室)

◎総会    12:00〜12:30(10号館 1011番教室)

◎研究発表  12:40〜14:40(10号館 1011番教室)

 1,大田翼(明治大学大学院生)
    啄木「鳥影」論ー「職業婦人」のまなざし

 「鳥影」は、明治41年11月から12月にかけて『東京毎日新聞』に掲載された、啄木初の新聞連載作品である。連載にあたって、啄木がどのような問題を意識したのかについて考察したい。

 当時女子教育の普及から女性の識字層が飛躍的に増加したという背景に着目。「鳥影」の執筆が啄木の女性観における一つの転換点となったのではないかと考えられるのである。

 2,外村彰(立命館大学講師)
    岡本かの子『浴身』にみる自責と自己愛ー石川啄木を合せ鏡としてー 

 岡本かの子は、与謝野晶子門下の『明星』系歌人として出発した。その代表歌集『浴身』には奔放な自我表出も顕著に見出すことができ、そこからかの子と「ナルシスム」を近接させる評者も多い。

 こうした自己愛ゆえの自己裁断ともいうべき心的傾向は、『明星』の先輩でもあった石川啄木を合わせ鏡とすることで明確となるのではないだろうか。

 3,照井悦幸(盛岡大学文学部助教授)
    坂西志保訳A Handful of Sand(『一握の砂』) 

 石川啄木の作品が、英語圏で最初に刊行された翻訳本は1934年アメリカ、ボストンで出版された坂西志保による“Modern Japanese Poets”シリーズの初巻 A Handful of Sand である。

 坂西は、当時の日本にあって啄木がいち早く「幸福を追求する」という自主的な人間の本来的な問題に目覚めた詩人と捉えた。

◎講演      14:50〜16:10 (10号館 1011番教室)
  太田登(天理大学文学部教授)
   短歌史における啄木という存在

 啄木という存在が近代短歌史の上でいわば批評的存在であることによって、短歌史そのものに奥行きと深まりをもたらした。

 第一は、大正1年(1912)8月の「アララギ」に発表された伊藤左千夫の「『悲しき玩具』を読む」の短歌史的意味である。第二は、大正11年(1922)5月の「短歌雑誌」、萩原朔太郎の「現歌壇への公開状」の短歌史的意味である。第三は、昭和5年(1930)7月、前川佐美雄の『植物祭』の短歌史的意味である。

◎懇親会

 会場 生協レストラン 16:30〜18:30
 会費 5000円(ただし学生 3000円) 


「第3回啄木忌前夜祭」

  石川啄木生誕120周年記念 盛岡市・玉山村合併記念

日時 2006年4月12日(水)18:00〜
場所 おでってホール(プラザおでって3F)盛岡市中ノ橋通1-1-10
入場無料
○第1部 「啄木を歌う」
     テノール・森田純司(大仙市)、ピアノ・平井良子(盛岡市)
○第2部  パネル・ディスカッション
     「若者達は、啄木をどう見ているか」
      コーディネーター 望月 善次(盛岡支部長)     

      パネリスト
       王 福萍(ワン・フクヘイ)〈中国・精華大学大学院生〉
       結城 奈津子〈岩手大学4年生〉
       阿部 正樹〈盛岡大学2年生〉

○第3部 私の啄木 <参加者スピーチ>
○第4部 「啄木と盛岡弁」(主宰 黒澤 勉)

主催 国際啄木学会盛岡支部
    連絡先:岩手大学 望月研究室  TEL 019‐621‐6520)
共催 (財)盛岡観光コンベンション協会、もりおか啄木・賢治青春館、
    盛岡てがみ館、岩手県歌人クラブ、他


「95回啄木忌法要」 (2006-03-24 追加情報)

日時 2006年4月13日(木)10:00〜
会場 宝徳寺(盛岡市玉山区渋民)
日程
 10:00−11:00 法要  コールすずらんによる献歌
 11:00−12:00 講話「啄木短歌の魅力」 講師 望月善次先生
 12:00−13:30 昼食会 (会費 千円)

連絡先 028-4132 岩手県岩手郡玉山村渋民字渋民2-1 
 TEL  019-683-2616
 FAX 019-683-2214


「啄木祭」開催 
   石川啄木と野口雨情 ふたりの国民的詩人の接点は何か
期日 2006年4月15日(土)13:30 開演 (開場 13:00)
場所 東京都千代田区二番町12-1 全国教育文化会館
      エデュカス東京・7階大会議室(03-5210-3511)

   アクセス JR市ヶ谷駅、四谷駅下車徒歩7分

・講演   啄木と雨情    奈良達雄
・歌    啄木の心を歌う  小川美智
・2006年度「啄木コンクール」入賞者表彰

参加費  1200円
主催   新日本歌人協会


「啄木を語る会」 ---さいたま文学館---

  石川啄木の作品、人間像について

期 日  2006年4月9日(日)13:30〜17:00
会 場  埼玉県桶川市 さいたま文学館
話し手  国際啄木学会東京支部 横山 強 ほか3人
入 場  無料(先着40人)
問い合わせ先 目良 卓 Tel 042-982-0309

*さいたま文学館 http://www.mmjp.or.jp/saibun/
 〒363-0022 埼玉県桶川市若宮1-5-9
 Tel 048-789-1515  Fax 048-789-1517
*アクセス JR高崎線「桶川駅」西口下車徒歩約5分。
     桶川駅には大宮駅から約15分、赤羽駅から約30分、池袋駅・上野駅から約40分。


東京ネジ第五回公演
「石川のことはよく知らない」

不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心(石川啄木)

 ・・・空に吸はれし オトナのこころ

  桜待つ季節に、「石川」のために集まる三人の男女。
  郷里岩手の歌人、石川啄木の詩を織り交ぜた、少しオトナの出会いと別れを描く短編。

  作  佐々木なふみ、かよこ
  演出 佐々木香与子
  出演 佐々木香与子、佐々木なふみ、大原裕人(bus)、佐々木富貴子

日時 2006年3月24日(金)〜26日(日)

 24日(金)15時 ・ 20時
 25日(土)14時
 26日(日)15時 ・ 18時

 ・受付開始は1時間前、開場は30分前になります。
 ・上演時間は約40分を予定しております。

*料金
 全席自由  1000円
 こいびと割り引き  ペアで1600円(男女のペアに限る)
(予約受付は2月中旬から)

*場所
 横浜市 山下公園レストハウス(山下公園内、横浜産貿ホール向かい)
  【最寄り駅】
  みなとみらい線日本大通駅 (3番出口より徒歩5分)
  みなとみらい線元町・中華街駅 (1番出口より徒歩7分)

詳しい案内 http://blog.livedoor.jp/tokyoneji/archives/50174854.html
東京ネジ  http://www.tokyoneji.com/index.php


**一般の方 歓迎**

国際啄木学会 第43回 東京支部会

期日 2006年3月25日(土)14:00〜
会場 明治大学・駿河台校舎 研究棟 4F 第一会議室
会議   14:00〜
研究発表 14:40〜
 1 石川啄木と大貫晶川             木内英実
 2 啄木と「蚯蚓」・「ストライキ」・「三日月」 近藤典彦
*懇親会(17:30〜)


「石川啄木の魅力をうたう」小川邦美子コンサート
   石川啄木生誕120周年記念 ともしび音楽企画主催

期日 2006年2月25日(土)13:30〜

会場 浜離宮朝日ホール

出演者:
 小川邦美子(ソプラノ)、吉田正勝(進行と歌)、岡田桃子(ピアノ)
曲目:
 越谷逹之助/初恋、ほか

解説:山本玲子(啄木記念館学芸員)
特別ゲスト:神山征二郎(映画監督)
 *神山監督は、啄木映画の実現を熱望している長年の啄木ファン。

料金:全席自由前売¥3,000、当日¥3,500

チケット扱い先:ともしび音楽企画
Tel:03-3352-0246
URL:http://www.tomoshibi.co.jp

アクセス 浜離宮朝日ホール
・日比谷線/築地駅・東銀座駅(徒歩約8分)
・JR新橋駅/地下鉄銀座線・新橋駅(徒歩15分)
・タクシーで、新橋駅から10分、東京駅八重洲口から20分、銀座駅から15分、浜松町駅から10分。


【啄木書簡 初公開資料】合併記念特別展示
「盛岡城下の広がりと大絵図〜江戸時代から現代へ」

企画展 盛岡市中央公民館   

期日 2006年1月12日〜2月26日

 盛岡市愛宕町の市中央公民館は、企画展「盛岡城下の広がりと大絵図」を開いている。江戸時代から現代までの城下図や都市図など44点を展示。江戸中期の玉山区や岩手郡内を記した「沼宮内通図(とおりず)」、石川啄木が知人に送った書簡も初めて公開し、来場者の目を引いている。

 企画展は盛岡市と玉山村の合併を記念して開催。江戸時代からの盛岡に着目し、約400年前の築城期から近代、現代までの経過を城下図や現代都市図でたどっている。

 初公開の沼宮内通図は、現在の玉山区から八幡平市付近までの地図で、同館によると、1770年代に盛岡藩が作製したという。盛岡藩は当時、広域圏を33の「通」に分けていた。

 これまで同館は32の通図を所蔵。沼宮内通図だけが見つからなかったが、昨年7月に市民が所有していることが分かり、企画展のために借用した。縦3.5メートル、幅2.6メートルで、奥州街道と鹿角街道沿いの街並みや岩手山、姫神山などが描かれている。

 特別展示として、石川啄木が渋民尋常高等小学校の教員時代の1906(明治39)年8月に煙山村長の小笠原迷宮に送った書簡も初めて公開しており、玉山村と合併した新生盛岡市にふさわしい内容となっている。

 同館の小西宏明学芸員は「多くの地図を見て、街づくりの広がりを感じ取ってほしい」と来場を呼び掛けている。

盛岡市中央公民館
 〒020-0013 岩手県盛岡市愛宕町14-1
 電話 019-654-5366 ファクス 019-653-3505
 E-Mail chuo.ph@city.morioka.iwate.jp

 開館時間 9時00分〜17時00分
 月曜日 休館 
 入館料 大人150円 高校生100円 小中学生50円

(2006-01-25岩手日報・IBC NEWS ECHO)


「啄木・賢治にみる酒展」
      もりおか啄木・賢治青春館 第21回企画展

 会 期 2005年12月14日(水)〜2006年2月26日(日)

 ---石川啄木と宮沢賢治がどんな人たちとどんな酒を飲んだのかをテーマにした企画展

 企画展では、日記や作品に記された酒に関する出来事などをパネルで紹介すると共に、酒に関する品々を展示して当時の雰囲気を再現しています。

 石川啄木は未成年の禁酒が法律で規制されていない旧制中学の時代にはじめてビールを飲み、その後、金田一京助などとよく酒を飲んでいます。会場にはカレーライスを食べながらビールを飲むなどハイカラな流行を楽しんだ東京のレストランの様子も再現されています。

 また、宮沢賢治は、酒は弱い方ではなかったようですが、羅須地人協会での活動が始まった頃から、密造酒問題や禁酒運動に関心を深め、作品に影響が現れる様子も紹介されています。

会 場 もりおか啄木・賢治青春館  2階・展示ホール

時 間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)

入場料 無 料 

休 館 毎月第二火曜、年末年始(12月29日〜1月3日)

もりおか啄木・賢治青春館
   盛岡市中ノ橋通一丁目1-25
   電話 019-604-8900

****************

関連イベント(会場 もりおか啄木・賢治青春館 入場無料)

1 基調講演「啄木・賢治にみる酒」
  2005年12月18日(日)13:00〜14:30
  講師 藤原隆男氏

2 ギャラリートーク
  2006年1月15日(日)13:30〜「酒をめぐる賢治の世界」
  出演 藤原隆男氏 牧野立雄氏 松田十刻氏 畑中美耶子氏 

3 ギャラリートーク
  2006年2月5日(日)13:00〜室内楽「冬のバロック特集」演奏 寺崎巌氏ほか
            13:30〜「酒をめぐる啄木の世界」
  出演 小林芳弘氏 松田十刻氏


啄木かるた大会

期日 2006年2月18日(土)

場所 盛岡市玉山区渋民公民館

 生誕120年の記念事業、啄木かるた大会が開かれる。今回で4回目。同実行委は参加者を募集している。

 一般個人戦の部と、団体戦(3人1組)は小学生低学年の部、高学年の部、中学生の部の3部門で競う。参加費は無料。専用の申込用紙に必要事項を記入し、郵送かファクスする。

 申込用紙は石川啄木記念館、渋民公民館、市内の小中学校、市役所1階、玉山総合事務所などに置かれている。

申し込み・問い合わせ 石川啄木記念館(019-683-2315)
締め切り 2月15日


講演
「忘れな草 啄木の女性たちーー橘智恵子を中心に」北海道 空知郡

  幾春別川新水路通水記念シンポジウム
      〜地域の新たな発展に向けて〜

日時 2006年2月10日(金)13:30〜17:00

会場 北海道 空知郡 北村農村環境改善センター
    北村字赤川591番地1 
    (0126)55-3273

内容 講演「忘れな草 啄木の女性たちーー橘智恵子を中心に」
        ・講師 山下多恵子氏(長岡工業高等専門学校非常勤講師・国際啄木学会会員)

   パネルディスカッション「地域の新たな発展に向けて」
        ・コーディネーター 
          山上重吉氏(専修大学北海道短期大学環境システム科教授)
        ・パネリスト
          村上宗範氏(北村長)
          大原弘一氏(北村議会議長)
          宝沢康晴氏(株式会社コミュニティエフエムはまなす取締役部長)
          渡邊康玄氏(独立行政法人北海道開発土木研究所河川研究室長)
   司会 大久保真弓(フリーアナウンサー)

入場無料・申し込み不要

主催
国土交通省北海道開発局 石狩川開発建設部
後援 北村・財団法人 石狩川振興財団
事務局/問い合わせ 財団法人 石狩川振興財団 011-242-2242


国際啄木学会盛岡支部
月例研究会「100回」記念講演会

 「国際啄木学会盛岡支部月例研究会」は、国際啄木学会渋民大会の反省会を機に、1996年(平成8)11月からスタートして以来、ほぼ毎月開催しています。今回で108回目となりますが、第100回目は、2005年4月30日に行われました。

 この度は、これを記念して、永年啄木並びに啄木をめぐる人々の研究に多くの業績を残されている、盛岡支部の重鎮お二人からお話をうかがいます。

期日 2006年1月28日(土) 15:00〜

会場 岩手大学教育学部
   2号館4階会議室

講演

  遊座昭吾氏
 「謎に似る啄木の命 --2006年の断層--」
    
  浦田敬三氏
 「啄木をめぐるふるさとの人々 --研究の足跡を辿りながら--」

*入場無料

*申込み不要 一般の方も出席できます。直接会場においで下さい。

*問い合わせ先
    岩手大学教育学部
    望月研究室 TEL 019-621-6520
          盛岡市上田3-18-33


函館ゆかりの文学をたずねる
   石川啄木・はこだて元町文学散歩  【定員になりました】

 「漂白の詩人」とよばれる啄木の函館での滞在は4ヵ月ほど。しかし、家族を迎え、仲間に囲まれ充実した時間を過ごし、彼にとって函館は思い入れ深い町となりました。
 講座では解説をまじえながら、文学館での資料閲覧や函館の文学にかかわる元町界隈の建築物を歩いて巡ります。

日時  2006年1月28日(土) 10:00〜13:30
定員  30名 参加料3,500円(入館料、昼食代、保険料、資料代含む)
講師  日本近代文学会会員 桜井健治 氏
案内役 函館市文学館館長 大島吉憲 氏・文学館スタッフ

スケジュール(予定)
・10:00 函館市文学館集合 展示解説・自由閲覧
・11:10 文学散歩出発
※荒天時は文学散歩を中止し、11:00に文学館集合とする。
  <見学ルート>
  北海道第一歩乃地碑・旧桟橋〜電車通り〜東坂 旧小林写真館
  函館市立弥生小学校(校内資料閲覧)〜山手通り〜基坂
  旧函館区公会堂 〜函館西高校〜ハリストス正教会〜大三坂
  チャチャ登り登り口 亀井勝一郎生誕之碑・旧亀井家住宅〜大三坂〜五島軒
・12:20 五島軒にて昼食と講演
  講演/『啄木の墓』 講師/桜井健治氏
・13:30 終了・解散  「茶房 ひし伊」にて自由休憩 <コーヒーチケット付>

●定員になりました。

お問い合わせ
 函館道新文化センター
  電話0138-32-5140
  受付時間9:30〜17:30

主催/北海道新聞函館支社 函館道新文化センター


石川啄木生誕120周年プレ企画

期日 2006年1月29日(日) 13:00開演

場所 ともしび新宿店

 ビデオ上映、啄木新曲披露など

 2000円

うたごえの店ともしび新宿店

住所:160-0022 東京都新宿区新宿3−35−2 YMビル4F 
電話:03−3352−0231 FAX:03−3352−0287
mail : info@tomoshibi.co.jp


第34回企画展「小田島孤舟−岩手歌壇の父−」

      啄木書簡も紹介 盛岡市先人記念館

期間 2005年11月3日(木)〜2006年1月15日(日)

 岩手の歌壇の発展に尽力した小田島孤舟(1884-1955)の71年の生涯が、パネルや資料で分かりやすく紹介されている。
 展示資料は、孤舟の歌集や文芸誌「曠野(こうや)」、直筆の書、孤舟の義弟にあてた石川木の書簡など計約300点。孤舟らが発行した「曠野」には中央歌人も作品を寄せており、地方と中央文壇をつなぐ懸け橋とされる。
 資料やパネルを通して、孤舟は本県出身の石川啄木や萬鉄五郎はじめ、若山牧水や与謝野鉄幹ら中央歌人とも交流が多く、幅広い人脈を持っていたことがうかがえる。
 孤舟は東和町出身。浄法寺尋常高等小、盛岡高等女学校(現盛岡二高)などの教員を務めながら歌人として活躍。県内50校以上の校歌も作詞した。

 ・開館時間 午前9時〜午後5時
 ・休館日  毎週月曜など。
 ・入館料  一般300円、高校生200円、小・中生100円。

〒020-0866 盛岡市本宮字蛇屋敷2-2
電話:019-659-3338  ファクス:019-659-3387
E-mail:senjinkinenkan@city.morioka.iwate.j

小田島孤舟
 短歌3,800余首,歌集15編,著書7冊を残し,岩手歌壇の育成に大きな足跡を残した小田島孤舟(旧姓:佐々木,本名:理平治)は,1884(明治17)年3月1日、和賀郡小山田村(現:東和町)に生まれました。
 画家を志した孤舟ですが,級友萬鉄五郎(よろずてつごろう)の画才に衝撃を受け,同じ道を歩むことあきらめます。文学に目覚めてからは,若き石川啄木の指導を仰ぎ,1909(明治42)年には,文芸雑誌「曠野(こうや)」を創刊します。この雑誌には地元の文人だけではなく,石川啄木,窪田空穂(くぼたうつぼ),若山牧水,富田砕花ら中央で活躍する文人たちも作品を寄せており,地方文壇と中央文壇をつなぐ架け橋の役割を果たしました。
 後に「岩手教育評論」,「岩手教育」など,多くの雑誌の編集に携わった孤舟は“編集の鬼才”と呼ばれています。
 また,盛岡高等女学校(現:盛岡第二高等学校)や盛岡女子商業高校(現:盛岡市立高等学校)などでは教師として,自宅“杉風洞(さんぷうどう)”では歌人として,多くの生徒や門人の指導にあたっています。
 1933(昭和8)年7月,そんな孤舟を慕う門人たちの手によって,盛岡市高松池畔神庭山(しんていざん)に,孤舟の短歌“われひとり よのつねびとの みちこえて しづかにゆかむ さびしかれども”の歌碑が落成されており,今も池畔にたたずんでいます。
 本展では,岩手の歌壇の育成に努め,市井の歌人として,落ち着きと安らぎに満ちた歌を詠んだ小田島孤舟の生涯とその世界を,資料約80点を展示して紹介します。


国際啄木学会 第42回 東京支部会

期日 2006年1月14日(土)13:30〜

会場 明治大学お茶の水校舎 リバティタワー 13F 1135教室

会議   13:30〜

研究発表 14:00〜

1 『我等の一団と彼』論 ---葛藤する物語    鈴木淳

2 石川啄木とヨネ・ノグチの人生について    川田淳一郎

3 啄木とロシア文学              大木昭男

*懇親会(17:30〜)

○聴講自由


第19回企画展「冨田小一郎とその教え子たち〜日本一幸福な先生〜」 --盛岡てがみ館

 期間 2005年9月6日(火)〜2006年1月9日(月・祝)

 企画展
 教育者として名高い冨田小一郎(とみた・こいちろう)は、幾多の人材を育成、多大な功績を残しています。

 盛岡市まれの冨田小一郎は盛岡中学の教師時代、歌人の石川啄木や総理大臣の米内光政、それに作家の野村胡堂など名だたる人物を教え、のちに「日本一幸福な先生」と呼ばれました。会場にはその教え子たちから恩師の冨田に送られた手紙の数々が展示されています。

 冨田小一郎の生き方とはどのようなものだったのか、その教育姿勢に迫りながら、冨田への学恩を生涯忘れることのなかった教え子たちの手紙を中心に、師弟間の絆の強さに触れ、人と人との温かい心のつながりを紹介します。

●展示となる書簡〜(一部)
・米内光政てがみ(冨田小一郎あて)(大正8[1919]年8月31日)
・金田一京助てがみ(冨田小一郎あて)(昭和19[1944]年10月29日)
・板垣征四郎はがき(冨田小一郎あて)(大正3[1914]年4月23日)
・野村胡堂てがみ(冨田小一郎あて)(昭和15[1940]年6月26日)
・郷古潔、米内光政、及川古志郎てがみ(冨田小一郎あて)(昭和12[1937]年10月3日)
・田子一民てがみ(冨田小一郎あて)(昭和14[1939]年元旦)

●常設テーマ展「啄木をめぐる人々-part19-」
  歌人・石川啄木をめぐって織り成されたさまざまな人間関係を、関係者等の手紙を
  通して浮き彫りにします。
・小笠原謙吉(詩人、郷土史家、木の先輩で友人)はがき吉田孤羊あて(昭和15[1940]年1月5日)
・神崎清(評論家、ジャーナリスト)はがき吉田孤羊あて(昭和11[1936]年4月6日)
・金子定一(郷土史研究家)てがみ吉田孤羊あて(昭和3[1928]年12月29日)

お問い合わせ
 盛岡てがみ館
  〒020-0871 盛岡市中ノ橋通1-1-10
  TEL 019-604-3302
  E-mail tegamikan@odette.or.jp
 盛岡市プラザおでって 6F
  9:00〜18:00(入場は17:30まで)
  第2火曜日と、年末年始(12月29日〜1月3日)休館
  入館料 一般200円 高校生100円 


啄木との関わりも
「宮沢賢治」栗原敦
     NHKカルチャーアワー 文学探訪  NHKラジオ第2放送

 求道者にして教育者、奔放な幻想詩人であった賢治の詩と童話は時代を超えて人々を魅了する。彼が求めた世界を明らかにする。

NHKラジオ第2放送

期間  2005年10月〜2006年3月

時間  毎週  土曜日    21:30〜22:00

    再放送 翌週月曜日  11:00〜11:30

・日露戦争が始まったとき、石川啄木は18歳だった。

・それより一年四ヶ月前の1902年(明治35)10月、文学で身を立てるために上京。都会生活はたちどころに行き詰まり、加えて、胸の病を得て、翌年2月、父に伴われて帰郷。

・日露戦争が始まるやいなや、啄木は異常なまでの興奮に捉われ、詩歌や評論、日記、書簡に戦争翼賛、戦意高揚の言辞を書き募っていくようになる。

:開戦の翌日、野村長一(後の野村胡堂)に宛てた書簡:

戦いの一語は我らに取りて実に天籟の如く鳴りひびき候。急転直下して民心怒涛の如し。

:出征する金矢武吉少尉に励ましの短歌:

ウラル越へて乙女名に美きコサク路、踏まばや蹄にほまれ印せよ

・だが、そのことをもって、啄木を一方的に責めるのは間違っているだろう。なぜなら、啄木は、18歳とあまりにも若く、「明治の熱狂的な愛国主義的潮流の中で育った」からである。

・啄木がそのことを認識し、反省した上で、日本の専制体制と対決する決意を固めるには、権力が大逆事件をでっちあげ、幸徳秋水らを処刑するのを見届けるまで待たなければならない。

 雑誌『論座』2005年9月号 780円 朝日新聞社

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*『論座』次号に---日露戦争と文学者(14) 石川啄木(下)---が載る予定。


啄木と賢治ゆかり「盛岡 啄木・賢治『青春の記憶』探求地図」

  ----配布する場所----

・5万部印刷し、盛岡啄木賢治青春館やプラザおでってなどの文化・観光施設で無料配布する。
・東京・いわて銀河プラザと福岡・みちのく夢プラザでも配布する。
(ただし、いわて銀河プラザでは当面、マップを請求した方や啄木・賢治に関して問合せのあった方にのみお渡しする)
・他に県外では、名古屋の岩手県事務所で2004/9/27から入手できる。

 大きさはA3サイズ(カラー)で持ち歩きやすい大きさに折りたためる。地図は市内中心部をメインに、盛岡時代の啄木が身を寄せたことがある9カ所、賢治が下宿、滞在したことがある8カ所が一目で分かるようにした。そのほか、2人の碑や2人が通った当時の盛岡中学(現・盛岡一高)の場所や、2人が鐘の音を聞いていたことが分かっている四ツ家天主教会聖堂など100カ所以上の関連スポットを示している。

 地図上では、ゆかりの場所を、それぞれの作品とつながりの深い「きつつき」と「ふくろう」のイラストで表示。賢治が初恋をした看護婦が勤務していた岩手病院(現岩手医大)、啄木と妻節子の出会いの場とされる金矢家別邸=中央通3丁目、賢治の詩の舞台となった来来軒などゆかりの地を盛り込んだ。

<*放送は毎週ありますが、石川啄木に関する内容は、第4回 10月22日の予定です。(翌週月曜日に再放送)「短歌にはじまる」という題で宮沢賢治の全文学活動の原点が、石川啄木に深く関わっていたことが話されるのではないかと思われます>

* NHKカルチャーアワー文学探訪 ガイドブック「宮沢賢治」NHK出版 本体850円


『論座』 【特集 戦後60年】 2005年9月号 朝日新聞社
 日露戦争と文学者(13) 石川啄木(上)

文芸評論家 末延芳晴     

--石川啄木が日露戦争にどう関わったか-- 

:問い合わせ 同会事務局 Tel&Fax 019-624-6740(できるだけFaxで)
           もしくは電子メール ochamochi@aioros.ocn.ne.jp

  *盛岡 啄木・賢治「青春の記憶」探求地図 文化地層研究会のページ(実際の地図や、その説明がある)
  *啄木の息 啄木の広場ページ 「探求地図」完成の詳しい情報


「『一握の砂』の研究」 近藤典彦著 (株)おうふう

  『一握の砂』の構造---編集・割付の巧緻

  歌集創造過程と幸徳事件---この不可分の関係---の中に啄木像を結ぶ      

『一握の砂』---の輝きを確認しようとされる方は『一握の砂』の復刻版と歌番号入りの『一握の砂』を手許に置かれることが望ましい。(「序」より)

目次

第1部 『一握の砂』全五章の研究
1 小林寅吉と「ツルゲエネフの物語」
2 「忘れがたき人人」―東雲堂版『一握の砂』からのメッセージ一
3 「煙」―TURGENEV'S SMOKE一
4 「秋風のこころよさに」―秋色に染める一
5 「手套を脱ぐ時」一歌群のパッチワーク一
6 「我を愛する歌」一この不思議な「我」一

第2部 『一握の砂』と幸徳秋水事件
1 啄木短歌に現れる幸徳秋水
2 啄木と平出修---一九一〇年六月〜一二月---
3 「我等の一団と彼」から『一握の砂』へ
4  書名「一握の砂」考
5 巻頭歌「東海の小島の・・」考

   近藤典彦著 303ページ 6800円+税 出版社: おうふう 2004年2月発行


論集 石川啄木 II  国際啄木学会編 (株)おうふう

  啄木研究は、近現代の文学史・短歌史・思想史・絵画史・社会運動史へと新しい広がりをみせ、海外での研究も進んでいる。
 エッセイ・座談会も加えて全篇書きおろし。

目次

・啄木を求めて
・啄木一九〇一年〜一九一二年
・短歌史の中の啄木
・表現とイメージ
・外国文学としての啄木
・啄木研究の新領域
・啄木研究の展望―二一世紀の啄木研究に向けて

【執筆者一覧】
井上芳子 上田博 浦田敬三 太田登 大室精一 小川武敏 川村ハツエ 木股知史
黒澤勉 高淑玲 河野有時 近藤典彦 今野寿美 三枝昴之 周天明 鳥居省三
蓮田茂 平岡敏夫 古澤夕起子 堀江信男 村松善 望月善次 森義真 安森敏隆
遊座昭吾 尹在石 若林敦

  国際啄木学会編 300ページ 4800円+税 出版社:おうふう 2004年4月発行

    関連情報 ・盛岡タイムズ「論集石川啄木」研究者27人が論文とエッセー

開校日 2003年7月27日(日)
場 所 渋民尋常小学校校舎 (石川啄木記念館)


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